Amazon GuardDutyのマルウェア保護をAPIで有効化する際の挙動を調べた
こんにちは。サービス部の武田です。
先日Amazon GuardDutyがアップデートされ、マルウェア保護機能が追加されました。
API(boto3)経由でGuardDutyを有効化する際にどういう挙動をするのか調べる機会がありましたので共有します。
GuardDutyの新規作成
MalwareProtectionを指定しない
明示的に有効化を指定しなくても 有効化されました 。
guardduty = boto3.client("guardduty") guardduty.create_detector( Enable=True, FindingPublishingFrequency="SIX_HOURS", DataSources={ "S3Logs": {"Enable": True}, "Kubernetes": {"AuditLogs": {"Enable": True}}, }, )
MalwareProtectionを指定する
明示的に有効化を指定すると 有効化されました 。
guardduty = boto3.client("guardduty") guardduty.create_detector( Enable=True, FindingPublishingFrequency="SIX_HOURS", DataSources={ "S3Logs": {"Enable": True}, "Kubernetes": {"AuditLogs": {"Enable": True}}, "MalwareProtection": { "ScanEc2InstanceWithFindings": {"EbsVolumes": True} }, }, )
GuardDutyの更新
MalwareProtectionを指定しない
明示的に有効化を指定しないと 有効化されませんでした 。正確にいうと 既存の設定を変更しない という挙動になります。そのためもともと無効化状態であった場合、無効化のままということになります。
guardduty = boto3.client("guardduty") detector_id = guardduty.list_detectors()["DetectorIds"][0] guardduty.update_detector( DetectorId=detector_id, Enable=True, FindingPublishingFrequency="SIX_HOURS", DataSources={ "S3Logs": {"Enable": True}, "Kubernetes": {"AuditLogs": {"Enable": True}}, }, )
MalwareProtectionを指定する
明示的に有効化を指定すると 有効化されました 。
guardduty = boto3.client("guardduty") detector_id = guardduty.list_detectors()["DetectorIds"][0] guardduty.update_detector( DetectorId=detector_id, Enable=True, FindingPublishingFrequency="SIX_HOURS", DataSources={ "S3Logs": {"Enable": True}, "Kubernetes": {"AuditLogs": {"Enable": True}}, "MalwareProtection": { "ScanEc2InstanceWithFindings": {"EbsVolumes": True} }, }, )
まとめ
挙動をまとめると次のようになります。
有効化指定 | 無指定 | |
---|---|---|
新規 | 有効化される | 有効化される |
更新 | 有効化される | 変更されない |
新規有効化時はデフォルトで有効化されます(明示的に無効を指定すれば無効化)。更新時は明示的に指定しない限り、元の設定のまま変更されません。
参考になりましたら幸いです。